
私は新卒の頃から自分で「保育補助を志望」して保育士を続けています。
仕事量が少なくて楽だから
子どもへの責任が軽減されるから
休みの融通が効くから
という後ろ向きな理由ではありません。
今回は私がフリー保育士を選んで働いている理由についてお話していきます^^
まずフリー保育士って何をしているの?

フリー保育士は特定のクラスを持たず、園全体のサポートをする保育士のことです。
実際に何をするの?と言われると園によっても扱い方が違うこともあり難しいのですが、いくつか例を挙げてみたいと思います。
フリー保育士の仕事内容・役割
- 担任が休みのときや臨時の保育をする
- 時間外保育や一時保育の対応
- 発熱や嘔吐など子どもの体調不良への対応
- プールや散歩など保育活動の補助
- 行事や次の活動の準備
- 電話対応や発注、印刷などの事務作業
フリー保育士は園の動きはもちろんのこと、全クラスの動きを常に把握して動きます。
正直、全クラスが手が足りていない中で優先順位を決めて自分が動くのは難しいです。
予定された動きがあっても子どもの動きでイレギュラーが起こるなんて日常茶飯事。
保育士がみんなそれぞれのクラスに散ってしまえば、フリー保育士も自分で考えて動くことが大切になってくるので意外と難しいんですよね^^;
フリー保育士は担任より下に見られる、劣等感を感じる立場?

フリー保育士は「担任の手伝い」や「雑用」と感じられる仕事内容も多いため劣等感を感じたり、フリー保育士を下に見る保育士もいるのが現状です。
フリー保育士の悩み
- 居場所がない
- 担任に比べ子どもと信頼関係を築きにくい
- 連絡事項や重要な話が回って来にくい
- 毎日入るクラスが違う難しさ
- 担任の思い通りに動かないと怒られる
- 担任に偉そうな態度を取られることもある
保育園職員のメインになることがないポジションなので疎外感を感じたり劣等感に悩むフリー保育士も多いようです。
しかし「雑用」に感じることでもそれをクラスに入っている保育士がやることになったらどうなりますか?
実は保育士が保育しやすいように、休みが取れるように常に環境を整えるのはフリー保育士の仕事。
フリー保育士あっての担任なんですよね。
保育補助の先生に対するリスペクトがすごい。
だってさ、子どものことも見ながら担任の動きも見て、自分の立ち位置を考えて動いてくれてるんだよ。
保育補助も担任も役割分担でしかないのに、保育士にすごく気を使ってくれてるのもわかる。
もっと対応な関係を築けるような雰囲気にしたいな。
— ゆかり┃すいすい泳ぐ (@yukapanch55) July 16, 2020
どちらが偉いということはなく、お互いの仕事を認め相手を思い合うことが大切ですよね^^
フリー保育士を「お手伝いさん」「雑用係」のように扱う担任がいる中でこういった声はすごく嬉しくて、この記事を書くきっかけにもなりました。
さて、私がフリー保育士にこだわって働く理由について話ていきたいと思います!
私がフリー保育士にこだわって働く理由
①単純に担任よりも向いているから

フリーの保育士って情報収集能力と判断能力、フットワークの軽さが重要だと思っています。
単に私は、保育士とコミュニケーションを取ったりフットワークを軽く補助をしていくのが得意でした。
そして、各保育士とはある程度上手く付き合えることが多く自分から「役に立てることはあるか」「補助が欲しい時間はあるか」など聞き出して行くこともできていたので自然と情報も集まってくる。
「担任」を諦めてフリー保育士というよりは、自分に向いていると思ってフリー保育士として働いています。
②たくさんの子どもと関わることができる

フリー保育士は全クラスに対応するので園児全員と関わる機会があります。
担任保育士と比べて広く浅くにはなってしまいますが、保育士の醍醐味である子どものの関わりがたくさんできるのは嬉しいと感じています。
さっとその子どものことを理解して対応する力も身につきましたよ^^
また、担任がクラスの子どもにどういう関わり方をしているかや保育内容などを見ながら自分の保育に活かしやすいところも気に入っています!
③体調面でのハンデ

昔からあまり体調が悪い日の方が多く、学生時代も朝礼では頻繁に倒れたり立ちくらみなど体調面で悩まされてきました。
立ちくらみなど保育を主でするには厳しいと今でも思います。
幼稚園実習でも、就職の園見学でも貧血を起こしたこともあり本当は保育士自体諦めようとしていましたが「保育補助」として働くことを決めました。
自分の体質を理解した中で無理せず働けるポジションだと思っています。
④保育補助にやりがいを感じるから

私は自分のクラスを持つことよりも、担任(副担も含め)が保育しやすい環境にしたい思いの方が強くフリーの方がやりがいを感じるようです^^
もちろん子どもと関わるのも好きで子どものことも考えます。
ただやりがいも、何が得意かも人それぞれ。
私は自分に合っていて無理なく働ける立場としてフリー保育士を志望しています。
私が経験してきたフリー保育士の1日例

時間 | A幼稚園 | B保育園 |
8時 | 保育準備・掃除を分担して行う ※常に電話対応はする |
保育準備・掃除を分担して行う ※常に電話対応はする |
8時半 | バス添乗・保育準備 | 迎え入れ・合同保育 |
9時 | 迎え入れや保護者対応 ※担任が保護者対応をする場合は空いたクラスに入る |
|
9時半 | 外遊びの補助(遊具等につく) | 活動に合わせて補助 クラスが落ち着いていれば、自分の仕事や頼まれた仕事をこなす |
10時 | 活動に合わせて補助 クラスが落ち着いていれば、自分の仕事や頼まれた仕事をこなす |
|
11時半 | 給食の配膳補助をして回る (給食が運ばれた順を見て補助していく) |
・0歳児クラス 沐浴時間は手薄になるので補助に行く ・給食の配膳補助に行く |
12時 | フリー保育士も急いで給食を食べる クラスで何かあれば駆けつける ※急いで食べないと外遊びに間に合わない!(笑) |
午睡チェック 職員会議がある日はクラスに入る 休憩 フリー保育士も急いで給食を食べる クラスで何かあれば駆けつける |
13時 | 外遊びの補助 | 活動に合わせて補助 クラスが落ち着いていれば、自分の仕事や頼まれた仕事をこなす |
14時 | バス添乗・降園の補助 | |
15時 | 保育室や廊下・トイレ掃除 延長保育の補助 事務作業 保育準備や行事の用意をする 職員会議 |
|
16時~ | 合同保育・順次降園補助 保育室や廊下・トイレ掃除 延長保育の対応 |
※あくまで例です。
フリー保育士は「おもらしした!」「熱がある!」「活動が押して活動が間に合わない、助けて!!!」などイレギュラーな対応が多いので、思いの外バタバタしていますし平和な日もあります。(笑)
確かに担任志望の方には「やりがい」がずれて仕事のモチベーションが上がらなくなるかもしれませんが保育園を支える立場や広く子どもと関わることができるので新しいやりがいも出てきますよ^^
まとめ
こんな感じで毎日バタバタ楽しくフリー保育士をこなしています。
私がフリー保育士をしている理由
- 担任よりも向いているから
- たくさんの子どもと関わることができる
- 体調面の問題
- 保育補助にやりがいを感じているから
まだまだ力量不足ではありますが、フットワークが軽いことなど自分の個性を活かして精進していきたいと思います^^